爽やかな風
いつものように、鶴見駅西口のバスプールで、東寺尾循環線のバスに乗りました。近隣の高校生もいっぱい乗車します。ほとんどの座席が埋まり、そろそろ出発かと思われる頃、運動部の中高生4人が乗ってきました。静かな声で運転手さんに挨拶をし、ドア近くに立った4人は、楽しそうに話しています。悲しいかな、近くの座席に座っていた私には全く気付かず、程よい大きさの声で何かを話しています。何を話しているかは聞こえませんが、楽しそうな雰囲気は伝わってきます。あっという間に二本木のバス停に到着。すると、乗車の時とは違って大きな声で「ありがとうございました」と高校3年生、続く高2の後輩も大きな声で「ありがとうございました」、最後に中学生の2人も同じように、爽やかにお礼を言って降りました。親ばかでしょうか、その後に降りた私には、他の乗客が微笑んでいるように思われました。初秋の朝の二本木に、爽やかな風が吹き抜けていきました。
2019年9月25日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
カレンダーから拝借。教皇フランシスコの笑顔!