パドヴァの聖アントニオ!

 休みの時にも、平松達美学園長神父様や小学校の荒屋校長先生、法人事務局の皆さんと連絡を取り、小中高間の情報交換をするように心がけています。それぞれに研修や出張、面談などで直接会う機会が少なくなるためです。今朝の中高からは、イギリス、ローマ海外語学文化研修が終わり、生徒たちが元気に帰国したことを報告しました。参加した生徒たちは、大きなけがや病気もなく、とても充実した研修となったこと。一つだけ残念なことに、一人の生徒のスーツケースが成田に届かず、今もどこにあるかわからない状況であると、伝えました。平松神父様からのメール「海外研修は毎日学園ホームページで確認しておりました。早くスーツケースが見つかりますよう、聖アントニオの取次ぎを祈ります」(原文のまま)聖アントニオは、アシジの聖フランシスコの生き方に共感し、同会の修道者として生きた聖人です。30代半ばで病に倒れましたが、教会では失せ物の聖人として親しまれてきました。失くしたものを探すときに取次ぎを願って祈るのです。神父様からのメールを受け取って一時間もしない頃、Sさんのスーツケースが、イギリスのマンチェスターで見つかったとの報告が舞い込みました。偶然?たまたま?聖人のお導き?ともかく、見つかりました。良かった良かった。

2019年8月6日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

*今日は広島の原爆忌です。世界の平和が揺らいでいると感じているのは、決して私ばかりではないと思います。まず、身近な人への愛、小さなことの赦し合い、お互いの存在を認め合う精神が求められています。

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