タイラ?
聖ヨゼフ学園の正門を出て、まっすぐに住宅街を抜けると、小さな林の中に急な階段があり、そこを降りると教会までの近道になります。階段の左にはそれは見事な桜並木が続き隠れた名所となっていました。ところが昨年、突然とすべての桜は切り倒され、分譲住宅地用に整備され始めました。今日の午後、教会に所用があり階段のところまで来ると、まさに階段の降り口を工事していました。「通れますか?」と尋ねると、東南アジアの若者と思われる工事関係者が、「申しわけありません。どうぞ」丁寧に通してくれました。その時、すぐ近くで作業していた上司と思われる日本人の方が、「人が通れるように平らにしといて」と優しく言いました。するとその若者「タイラ?」。あきらかに「タイラ」という言葉の意味を理解できていない様子。後ろで上司が何かフォローしていましたが、立ち止まって聞くわけにもいかず、後ろ髪をひかれる思いで階段を下りました。何気ない日常のことばを、説明することの難しさ。親方は何て説明したんだろう。!
2019年4月25日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
2年前の写真ですが、それは見事でした。残念ながら一本も残りませんでした。
体育祭の学年応援旗です。白の高3生は私のことが大好きです。勝幸の勝ですから。