受難の月曜日
今週は聖週間、復活のお祝いを迎える前の大切な一週間です。先日の日曜日は受難の主日(枝の主日)と呼ばれ、エルサレムに入るイエスを、人々が葉のついた枝や、自らの衣を道に敷いて歓迎したことを記念しました。ミサの中では、イエスを十字架につけるための裁判の様子が朗読されました。そして、翌日は受難の月曜日です。信じられないことですが、フランス、パリのシンボルとされ、年間1200万人もの訪問者を迎え入れてきた、ノートルダム大聖堂が何らかの原因で火災を起こし、尖塔が焼け落ちる映像が繰り返し放送されています。多くの人々が悲しみの中、アヴェ・マリアの祈りを捧げているとの報道もありました。800年もの歴史を乗り越え、多くのカトリックの信徒に力を与えてきた大聖堂、特に最高傑作と言われるステンドグラスのバラ窓も失われたのはとても残念です。一日も早い復興を祈りますが、歴史的に見ても世界の文化や宗教を力強くリードしてきたパリの人々は、きっとこの苦難を大きな力に変えて、さらに素晴らしいノートルダムを創り上げると信じます。
2019年4月16日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
玄関横のアトンメントの聖母像。ノートルダムとは、「われらが貴婦人」という意味です。
卒業生来校。夜勤明けの看護師Mさん。日本橋の老舗デパートの某ブランド店で働くAさん。
52回生、元気いっぱいの生徒たちでした。二人とも、人の喜びとなる仕事についています。
カメラマンを変えて、もう一枚。