それぞれの思い!

 昨日、学園の桜の様子を紹介しましたが、私自身は、桜の花を見ると複雑な思いを抱きます。25年ほど前、仙台にあるカトリック学校に勤めておりました。その時から「がんの子供を守る会」という活動に参加し、小児がんで子供を亡くされた親の会に関わらせていただいています。東北大学の附属病院の周りには、それは立派な桜の木が植えられており、毎年みごとな桜の花を咲かせてくれました。当時は、今以上に小児がんの治癒率は高くなく、先生に「桜の花を見に行きませんか」と言われると、もう長くないのだという暗黙のメッセージだったようです。年に2回の分かち合いは今でも続いておりますが、桜の時期になると何人もの方が同じように話されます。学園の桜を寄贈いただいた方のお孫さん、卒業生のTさんも若くして病に倒れ、神様のもとに召されました。とても純粋で優しく、ちょっとはにかんだ様な笑顔が素敵な生徒でした。主の復活は、神様のもとに召されたすべての人々の、救いのしるしだと思っています。神様にいただいた命です。一人ひとりの賜物を大切に、大切に、生きていかなければなりません。

2019年4月4日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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校庭の同窓会から寄贈いただいた桜の花が数輪咲きました。

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我が家の八重桜。昨年追肥をしたらびっくりするほど花をつけました。

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近所の梅の花、令和のもととなった大宰府の梅は白梅でしょうか?

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