厳しい寒さの中でも
木曜の朝はいつもより30分早く自宅を出ます。今朝はまだくっきりと星空が見えていました。埼玉の自宅から学校までは約一時間半かかりますので、この時期は完全に日の出前です。さて、今年一番の冷え込みだったにもかかわらず、バス停には何人もの児童や生徒がいます。バス停から急ぎ足で学校に向かっていると、私よりも早い足どりで後ろから近づいてくる気配がしました。振り返ると女子児童が2人。「ごきげんよう」「いつもこんなに早いのですか」と尋ねました。「今日はミサがありますから、いつもより早いです」2年生という児童はニコニコと答えてくれました。まったくの自由参加にもかかわらず毎週参加している小学生や、何年間も参加している中学生に感心します。人生の中でも、最も睡眠時間が欲しい年頃ではないかと思うのですが、ごく当たり前のようにミサに参列し、静かに祈っています。ほぼ皆勤の中学生の何人かは、カトリックの信者ではありません。彼女たちの姿を見ていると、私の信仰生活が少し恥ずかしく感じることもあります。
2019年1月10日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
聖書朗読の後のお話は、小学生にも私たち大人にも理解しやすく、子供たちは真剣に聞き入っています。
ミサ中に写真を撮るのは気が引けるのですが、この雰囲気を届けたかったのです。