思いを積み重ねて
今日、学園の追悼ミサがありました。創立当初から深い愛情を注いでいただいたマ・スール相川幸子先生、半世紀以上にわたって華道教室を指導していただいた斎藤糸虹先生、同じく長年にわたって筝曲教室を指導していただいた西谷しのぶ先生、この一年間で神様のもとに召された24人のお名前が読み上げられ、祭壇に捧げられました。亡くなられた方々のご冥福と、残されたご家族の悲しみが一日も早く癒されますようにと、皆で心を合わせて祈ることができました。
今日二人の卒業生が来校しました。共に声楽の世界で活躍している40回生です。一人はイタリア在住、もう一人は藤原歌劇団所属の人気声楽家です。11月16日にデュオリサイタルを開くそうです。卒業して10数年が経ちますが、明るく元気な姿に感心します。学校だけでなく、私たちの社会はいろんな思いを積み重ねて、歴史を刻んでいきます。一人ひとりが聖ヨゼフ学園の大切な存在なのです。天国で見守っていくださっている恩人と、タラントンを発揮しながら一生懸命に頑張っている在校生や卒業生、追悼の日に改めて思います。
2018年11月5日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
奉納をする生徒と平松達美学園長神父様。
同級生でリサイタルを開けるって幸せですよね。会場は大倉山記念館です。