オメダイ！
卒業して１５年を迎える卒業生、 I さんが来校しました。「先生、ヨゼフの英語のおかげで、今の仕事ができているかも。」と、嬉しい報告をしてくれました。たくましく、でも優しい人柄は全く変わっていません。多くの先生方も入れ替わりながら、懐かしい思い出話に花が咲きました。私は、卒業生が来るとオメダイを贈ることにしています。生徒たちは在学時代からオメダイを大切にしてくれているからです。（カトリック教会には、聖母マリアの顔や姿全体をメダルに刻み、お守りとして身につける習慣があります。）青バッジだった I さんですから、ブルーのオメダイをあげました。すると、彼女は「いつも大切につけていますよ」とくさりにつけた数個のオメダイを見せてくれました。１５年以上前にプレゼントしたオメダイを大切にしてくれています。中には表面が擦り切れた年代物もありました。思わず涙が出そうになりました。生徒たちは、いろんな思い出を残して卒業していきます。楽しい思い出もあれば、苦しくつらいものもあります。でも、卒業して１５年もたつと、どれもが懐かしく、笑って話せるようになるのです。時間のマジックです。
２０１８年１０月２６日（金）聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
中央が I さんです。シャイだった彼女も、すっかり お・・ おとなになりました！
「オメダイと御絵は、今でも大切にしていますよ。」嬉しい言葉ですね。
聖ヨゼフ学園では毎年５月、全生徒にオメダイが贈られます。Iさんのオメダイ！重くない？
