終業ミサ

 「アルバがない!」風邪のために万全でない体調をおして、終業ミサに来ていただいた平松神父様、香部屋(準備室)で祭服を着ようとしたら、一番下に着用する白いアルバがありません。神父様は修道服の上にアルバと呼ばれる白い祭服を着て、その上にカズラという上着(教会の典礼によって色が違います)を着ます。昨日ミサ係の先生が、カズラの色を緑にするか、白にするか悩まれていました。通常、学園のミサは白のカズラですが、教会の暦では緑となっているからです。確認して白いカズラは準備できたのですが、肝心のアルバを忘れてしまいました。伝言ゲームのように宗教部の先生が講堂から聖堂の準備室まで超スピードで走りました。何回も確認し、万全を期してもこういうことが起こります。ミサの後、神父様のところにお詫びに行きましたが、神父様は静か笑顔で応えてくれました。今日はミサの先唱も、高校一年生のHさんがデビューしました。ミサの進行を司る大切な役割です。程よい緊張感が伝わってきました。夏は被爆国である日本の使命として、平和を考え、伝えていくということがあります。私たち一人ひとりが平和の伝道者として頑張っていけますように。皆さま、良い夏休みをお過ごしください。

2018年7月20日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸 

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アルバです。古代の聖職者が着用していたものを基本としています。

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カズラと呼ばれます。祭服の上着です。

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カズラの背面の刺繍。マリア様とイエス様が細かい刺繍で描かれています。

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