「覚える君」から「考える君」へ
聖ヨゼフ学園小学校が、国際バカロレア機構からPYPの認定を受けた今年一月、中学・高等学校の教員研修のために大迫先生とお会いしました。国際バカロレア教育ではとても有名な方でしたので、少し緊張していたことを憶えています。食事をしながら2時間ほどお話を伺いました。バカロレアの魅力について、教員としてのやりがいについて、詩の持つ魅力について、あっという間の楽しい時間でした。3月には、中高の全教員で「国際バカロレア教育の魅力について」という今回と同じテーマでお話を伺いました。研修会が終わった後、先生は私たちの質問に応えるために、1時間近くもお付き合いくださいました。どんな質問にも丁寧に、分かり易く答えてくれました。後日、中高の先生方から感想を聞くと、「国際バカロレア教育の魅力もそうですが、大迫先生の魅力に魅かれました。」と答えてくれました。校長としては最も嬉しい感想です。大迫先生の人間力、充分な知識と経験、現実を見つめながらも理想を追い求めている先生の魅力に触れることが出来た研修となりました。今週土曜日に予定されている先生の講演会。これから子供の教育に向き合っていかれる、小学生の保護者の皆さんはもちろん、2020年度から変わる大学入試で求められる新たな教育像についても、大きな示唆をいただけると思います。キーワードは「覚える君」から「考える君」へ、です。
2018年6月25日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸