「国際バカロレア教育の魅力」について
６月３０日（土）午後１３:３０分から、聖ヨゼフ学園を会場に講演会が開かれます。「国際バカロレア教育の魅力」～聖ヨゼフ学園におけるＭＹＰ（中等教育プログラム）の可能性～. 講師は、大迫弘和先生。長い間、日本における国際バカロレア教育を牽引してこられた先生です。聖ヨゼフ学園では何年も前からご指導をいただいております。今年１月、聖ヨゼフ学園小学校は、日本の小学校としては初めてＰＹＰの認定を受けました。非常に誇らしいことです。国際バカロレア教育（ＩＢ）は、海外の有名大学に進学するためのプログラムでもありますが、それ以上に、未来における国際教育の求められる姿を示しています。これは、聖ヨゼフ学園創立時の神父様たちが、繰り返し述べられていた教育像とよく似ています。神様に与えられたタラントンを生かし、世界の平和と幸福を創り出す人の育成を目標とするからです。とは言うものの、私も最初の研修会には少し身構えて臨んでしまいました。しかし、大迫先生のお話をお伺いしているうちに、いつの間にか国際バカロレア教育の魅力に引き込まれてしまいました。それは、大迫先生の国際バカロレア教育に対する強くて深い愛を感じたからです。これから求められる新しい教育像を、とても分かり易く具体的な姿として話してくださいます。ＩＢには１０の学習者像というものがあります。「探究する人、考える人、知識のある人、コミュニケーションができる人、信念のある人、思いやりのある人、バランスのとれた人、心を開く人、挑戦する人、振り返りができる人です。」この１０の姿を持っている人こそ、講師の大迫弘和先生です。一度お話を聞いてみて下さい。きっとその魅力にはまりますよ。児童や生徒たちが大人になった時、世界の友人たちと力を合わせて、地球の平和、幸福のために働いている姿を想像するのはとても楽しいと思います。
２０１８年６月１８日（月）聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
