朝の電車の中で!
9日に起こった新幹線内での凄惨な事件は、私たちを暗い気持ちにさせます。一方で、女性を助けようとして犠牲になられた方の尊い命は、これから長く多くの人に語り継がれていきます。どちらにしても、悲しい出来事です。
さて、今日の京浜東北線のできごとです。台風による梅雨前線の活発化で、朝から本格的な雨となりました。いつもよりほんの少し早い電車で学校に向かっている途中、私の横の席が空き、作業員風の男性が座りました。年齢は40歳くらい、隣の私に気を使ってか、荷物を抱きかかえるように静かに座りました。数秒後、すっと立ち上がった男性は、一言も発せず、まるで映画のワンシーンのように、目の前の人を片手で座席に導くように譲りました。男性の前には、横浜にある小学校の制服を着た一年生の男の子が、重そうな荷物とランドセルを背負って立っていました。男の子は、頭をちょっと下げて座席に着きました。そして一呼吸おいてから静かに顔を上げ、席を譲ってくれた男性をしっかり見つめて、「ありがとうございました」と大きな声でお礼を言いました。私も、私の目の前に立っていた人も、席を譲った男性も、皆が目を合わせてにっこり。人によっては小学生に席を譲ることに意見があるかもしれませんが、その時の雰囲気や状況はとても自然で、暖かい気持ちになりました。朝の電車の中で見つけた幸せです。
2018年6月11日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
築25年目の我が家、外壁塗装のために植木が枯れてしまう危険が!
枯れる前に、万年青(おもと)や折鶴欄、多肉植物の寄せ植えを、車庫の前に並べてみました。