聖なる一週間
キリスト教を信じる者にとって、クリスマスと復活祭は特別です。幼い時にはクリスマスを最も大きな喜びとしましたが、歳を重ねると、復活祭の大切さが増してきます。キリスト教の信者であるということは、イエス・キリストの復活を信じるということです。もちろん、イエス・キリストの言葉や行ないを記した新約聖書、神の救いの歴史を記した旧約聖書も大切なのですが、最終的には、イエス・キリストの復活を信じるということに尽きると思います。十字架の死から永遠のいのちへの希望を、私たちに示してくれたのです。明日から始まる聖なる3日間は、キリスト教典礼の最も大切なものが凝縮されています。明日の聖木曜日は最後の晩餐の記念、つまりミサの始まりとされます。聖なる金曜日は主の受難、イエス・キリストが十字架上で殺された悲しみの日、そして聖土曜日は、主の復活の徹夜祭として、火の祝福があり、洗礼式が行われます。もしお時間がありましたら、近くのカトリック教会を訪ねて下さい。荘厳な儀式に与ることが出来ます。ちなみに鶴見カトリック教会のミサの時間は、聖木曜日と聖金曜日が夜の7時から、聖土曜日の復活徹夜祭が夜の6時からとなっております。徹夜祭といっても約2時間くらいです。平松達美学園長神父様の歌声をお聞きください。特別の典礼は特別の歌ミサでもあります。皆さま、良い復活祭をお迎えください。
2018年3月28日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
校長室にある十字架、フランスの古い修道院に伝わっていたものだそうです。