気を配るということ

 積もった雪がまだ残っているため、少し早く出ているつもりですが、私の歩幅には限りがあり、一本遅い電車になりました。朝の通勤・通学の電車の中は7~8割方同じメンバーです。今日も品川駅を過ぎると聖ヨゼフ学園の中高生が乗ってきました。私のすぐ近くに立った高校二年生は、リュック型のカバンを手に持って周りへの配慮を怠りません。これくらいの配慮はあたりまえと思いながら鶴見駅で降りました。ホームから改札までの階段を上る時、斜め前を生徒が歩いています。電車を降りてカバンを背負いたい様子。でも階段はとても混んでいます。彼女は後ろに気を配りながら確認し、スーと上手に背負いました。最近は中高年の男性でもリュック型のカバンが増えています。電車の中や階段でトラブルになっているのを見かけることもあります。さりげなくまわりの状況に気を配ることができる、易しそうでなかなか難しいのです。今日も生徒の姿にほっこり、いいスタートを切ることができました。

2018年1月29日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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