天使に見えました。
昨日、体験入試が終わり午後4時ごろ京浜東北線の電車に乗りました。日曜日の夕方は、思いのほか混んでいました。吊革につかまりながらボ~としていたら、突然目の前に座っていた10代後半位と思われるお嬢さんが、読んでいた本を閉じながら「すみませんでした。お席変わります。」と言って立ち上がりました。最初は何のことか解りませんでしたが、すぐに私に席を譲るために立ち上がったのだと理解しました。驚きながらも、少しうれしい気持ちも。でも、さすがに変わるわけにはいきません。「すぐに降りますから、ありがとう。」と言って丁寧に断りました。本当はこれから一時間近く乗るのですが、さすがにそこにいるのは気を遣わせるので、次の川崎でお礼を言いながら場所を移動しました。心優しい少女が天使のように見えました。と同時に、彼女には、どの様に私の姿が映ったのでしょうか。疲れ果てたお爺さん? 校長日記の材料を提供して下さったお嬢さんに、別の意味でも感謝。
2017年12月18日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸