夕焼け
12月8日(金)に同居している母が倒れ、亡くなりました。いつも明るく元気な母でした。あまりにも突然のことに、家族一同茫然とし、一週間過ぎた今も気持ちの整理がついておりません。当日は妻とランチを楽しみ、大好きな卵焼きを築地で買い求め、夕食の時には「美味しい、美味しい」といただいたようです。60数年前にカトリックの学校を卒業した母は、死の直前に洗礼を受ける「天国泥棒」をしたいと、時々妻に言っていたようです。ちょうど「無原罪の聖マリア」の祭日でしたので、息を引き取る前に「洗礼」を授けました。高校3年生の最後の授業で鑑賞した「フォレスト・ガンプ」で、亡くなっていく母親がフォレストに「死を恐れないで。死は人生の一部なんだから」と言っていたのが思い出されます。
多くの皆様にたくさんのお祈りをいただきました。感謝申し上げます。通夜に向かう時の夕焼けは、金色に輝いておりました。
2017年12月16日(土)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸