無原罪の聖マリア
旧約聖書に「イザヤ書」と呼ばれる預言書があります。ユダ王国後期の預言者で、神への信仰を呼びかけ、苦難の道を歩む人々への救済と、メシア(救い主)の来臨を予言しています。旧約聖書の中の三大預言書と呼ばれるものの中で、最も代表的な聖書です。「無原罪の聖マリア」の祭日にあたる本日の「入祭唱」(ミサの入祭の祈り)は、イザヤ書61章10節が読まれました。
「わたしの心は神のうちに喜び踊る。宝石で飾られた花嫁のように、神はわたしに救いの衣を着せ、正義の上着をまとわせてくださった。」
「聖母マリアは、神の特別な恵みによって、その存在の最初の瞬間から、あらゆる罪から守られていた。」(毎日のミサより)今日は、カトリック教会の伝統による最も大切な一日です。昨年もお知らせしましたが、今日は真珠湾攻撃によって太平洋戦争が勃発した日でもあります。聖地エルサレムでは、政治的な背景の中で非常に危機的な状況になっています。それぞれの立場を越えて、平和の道を歩めるように、聖母マリアの取次ぎを願って祈りましょう。
2017年12月8日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
玄関ロビーの無原罪の聖母像。ヨゼフ会寄贈のマリア様です。ちょっと現代風な聖母像です。
51回生の卒業記念品です。両手を広げ、足元には誘惑の蛇がいます。
中学一年生 Yさんのお母様手作りのリース。パンで出来ています。ここにも母の愛があります。(約30㎝)