思いがけない理由!
昨日、二人の卒業生が来校しました。27回生と48回生。学年も進学先も現在の立場も全く違う二人です。先輩はある県の土木事務所の建築課主任、後輩は大学院で観光学の研究をしています。社会科の教員を通して出会った二人は、それぞれの思いの中で共通のテーマと具体的な企画を「模索中」らしいです。北陸地方の県の職員として、建築の技術をいかんなく発揮している I さんに、「建築を志したきっかけは何ですか」と聞いてみました。「よく考えてみれば、この校舎です。」と笑顔で応えてくれました。「理科の竹田誠二先生(私の前任の教頭先生)が、建て替えられていく現校舎の話を楽しく話してくれたことが、きっかけになったと思います。」と。教師の何気ない話が、生徒の進路に大きく関わっていることを痛感し、責任の重さとともに、様々なアプローチの大切さも改めて感じました。出会いは与えられるものではなく、自ら感じ取っていくもの。いろんなところに出会いのきっかけはあり、それを敏感に感じ取って、具体的な行動につなげていくものだと思います。生徒たちだけではありません。私たち教職員も同じです。思いがけない出会いは新しい可能性を広げて待っているのです。
2017年10月17日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
恩師との記念写真。48回生のOさんと27回生のIさん。I さんは英語科のY先生と聖ヨゼフでの同期生。新中一と新任教師1年目だったそうです。どちらも「かわいかった」らしいです。