意外性の男
小さい時から、友人に恵まれていると自負しています。ありがたいことです。しかも、ここ数年で出会った友人は、みんな個性的です。教育関係者を中心に同じ年齢の方々で年に数回集まって食事をします。カトリック学校に勤めている私にとって他校の先生方、教育や自分の仕事に篤い思いを持っている友人との交わりは、大切なエネルギーの供給源となっています。それにもう一人、数年前に出会った友人がいます。東京の私学で英語を教えている人生の先輩です。恰幅の良い体型にスキンヘッド、いつもダブルのスーツ。もちろんオーダーメード、ワイシャツもイニシャル入りのおしゃれなものです。一見強面で、すれ違う人がさりげなく目をそむけるのを楽しく拝見しています。カトリックの信者ではないのですが、学生時代に興味を持たれて遠藤周作にとどまらず、キリシタンの関連本を読み漁ったそうです。本棚の整理をしたいとのことで昨年カート式のスーツケースに、大量の本を詰め込んで学園まで来てくれました。先週は宅配便で「いつもお世話になっております。まだ残りがありましたので、汚いですが申しわけございません」と丁寧なメッセージ付きで4冊送られてきました。その中には貴重な「浦上キリシタン史」浦川和三郎元仙台司教の本もありました。大学で神学を学んだ私の何倍もの本を読み、研究されていたことがわかります。人生の先輩に失礼ですが、見た目とのギャップに「意外性の男」として、ますます好きになりそうです。
2017年9月27日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
キリシタンの貴重な資料にもなります。大切にします。
外務省の図書だったものですね。取り消し印も押されています。
「聖歌を歌う会」第二回目です。保護者や教育後援会の皆さまが20人ほどの方がお集まりになりました。
阿部先生の指導がすごい!後ろで写真を撮っているだけの私ですが、楽しく歌えそうな気分になりました。