聖マタイ使徒福音記者

 イエス・キリストには何人の弟子がいたでしょうか。答えは「いっぱい」です。一般的には「12人の弟子」として、名前が聖書に記されている「十二使徒」ですが、ルカ福音書10章には「主はほかに七十二人を任命し、ご自分が行くつもりのすべての町や村に二人ずつ先に遣われた。」(ルカ10章1節)とあります。これで84人です。その他にも聖書の中にはイエスに従う人たちが登場します。どこまでを弟子と呼ぶか、基準ははっきりとしません。その中でやはり12使徒は特別です。しかも、十二使徒であり、福音書を著した四人の中の一人であるマタイは、特別の中でも特別だったのかもしれません。しかし、マタイは当時の人々から蔑まれていた「徴税人」でした。『そのとき、イエスは、通りがかりに、マタイという人が収税所に座っているのを見かけて、「わたしに従いなさい」と言われた。彼は立ち上がってイエスに従った。』(マタイ9章9節)イエスの召命(主の教えに招く働きかけ)は、とても単純です。「わたしに従いなさい」 本当に大切な時には余計な言葉はいらないのかもしれません。その後マタイはヘブライ語で福音書を書き記し、東方でキリストの教えを宣教したと伝えられています。今日は聖マタイ使徒福音記者の祝日です。

2017年9月21日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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聖ヨゼフ学園の正門です。この扉をよく見ると。

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金の十字架を中心に、四枚の板に十二羽の鳩が描かれています。12使徒と4福音書を示しています。

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