バドミントン部(生徒の活動8)
それぞれに特色のある運動部の中でも、練習中に最も声を出しているのがバドミントン部の皆さんです。「ファイト~」先輩から後輩まで全員が絶え間なく声を出しています。前任校の話ですが、教員になって最初の10年間はバドミントン部の顧問でした。まだ若い教員でしたので、中高生の女子に負けるわけにはいかないと秘かに練習しました。また、顧問をしている時に感じたことの一つに、バドミントン部には、小さな思い違いをして入部する生徒が多かったということです。スポーツが得意な生徒はバスケットかバレーボールに入部します。体を動かすのは嫌いではないけれど、それほど運動が得意なわけでもない。そんな私でも、できるかもしれないと軽い気持ちで入部してくるのです。入部してしばらくすると、あまりにも基礎練習がきついことに驚き、続けられるのかと不安になる生徒が続出です。それでも少しずつ慣れてシャトルが打てるようになったり、試合ができるようになると楽しくなって、実際に辞める生徒は少ないのです。聖ヨゼフ学園にバドミントン部ができたのは,まだ十数年前です。ゼロからのスタートでしたが真面目な先輩たちの努力によって、学園で一番部員の多いクラブになりました。みなさん真面目で、一生懸命に取り組んでいます。スポーツですから当然勝つことは大切ですが、それ以上に大切なものを学んでいるのです。全力で練習する。自分のことはもちろん、先輩や後輩のことを、クラブ全体のことを考えて行動する。強い相手でも、弱い人でも試合の時には真剣に向き合う。勝った時の喜び、負けた時の悔しさ。何も無駄なことは無いのです。頑張れバド部!
2017年8月4日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
第二アリーナ全面を使っての練習。こんな恵まれた環境で練習できることを、感謝しましょう。
2020年の東京オリンピックに向けての練習?日本は強く、有力なメダル候補です。応援にも力が入りますよね。