伝える力1
人間の記憶力には限界があります。記憶にとどめたいと心から願うような風景や出来事でも、時間の経過とともに薄れていくのです。そのために私たちは、美しい景色と出会った時の感動を記録に残したいと写真を撮ります。私は学生の時からカメラが大好きで何台もそろえてきました。一眼レフから最近のデジタルカメラまで、数少ない趣味の一つだと家族を説得しながら買い換えてきました。撮った写真は膨大です。数は膨大ですが、納得できる写真は多くありません。美しい、この景色を残したいと思いシャッターを切るのですが、想い描いた写真には程遠いのです。美的センスが乏しいことと、それを伝えるための写真力が足りないのです。さて、高校三年生のMさんが、「地球の海フォトコンテスト2017」で優秀賞をいただきました。プロのカメラマンも応募する本格的なフォトコンテストです。ビーチフォト部門での入賞です。こんな写真が撮れると良いな~と羨ましくなるような作品です。Mさんは写真同好会の会長として毎年ヨゼフ祭でも発表してきました。やっぱり続けると良いことがあるのですね。おめでとうございます。
2017年7月13日(木)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
小舟とパラセーリングの影が光る海のアクセントになっています。
校内の掲示板前で、受賞のMさんです。おめでとうございます。