小さな自慢
カトリックの女子校の多くは、女子修道会の経営です。そんな中で珍しいというか異色の存在が聖ヨゼフ学園です。男子修道会が設立母体となっている女子校は、私が知っている限りでは日本でただ一つ、聖ヨゼフ学園だけです。設立の歴史をさかのぼっての理由については後日に回します。もっとも小学校には男子児童もいますから、学園全体とすれば共学校です。さて、男子修道会が経営母体ということは、神父様がいらっしゃるということです。ミサを挙げたり、聖書の勉強会を指導して下さる神父様がいるということです。毎週木曜日の7時半から捧げられる自由参加の早朝ミサには、40人近い児童・生徒・教職員が参加します。日本のカトリック教会の平日の早朝ミサに40人の参加があるというのは、小さな自慢です。しかも児童・生徒は毎回真剣にお祈りをしますし大きな声で歌います。それともう一つ、「カトリック講座」が年に5回の日程で行われています。保護者や教育後援会の皆様を対象に行われる、平松達美学園長神父様の勉強会です。今年のテーマは「いのちへのまなざし」~聖ヨゼフ学園の教育を理解するために~です。聖歌から始まり、聖書のことばやローマ教皇の書簡を紹介したり、分かち合ったり、ここでしか聞けない神父様の想い出やエピソードもあります。これも小さな自慢です。今日はその第二回目の講座が開かれました。
2017年7月12日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
今日のテーマは「ともに暮らす家を大切に」(被造物との和解~いきるために~)でした。
7月9日の「アトンメントの聖母の記念日」について話され、続いて本題へ