時を積み重ねる
6月が終わり一年の半分が終わったと思ったら、もう7月の11日です。時が過ぎるのがこんなにも早く感じるようになったのは年齢のせいでしょうか。以前ある本を読んでいて素敵な言葉と出会いました。「時は過ぎ去っていくものでなく、積み重なっていくもの」。何気ない日々の積み重ねが、幸せな人生を作り、豊かな社会を形成していくものだと思っていますが、果たして私たちの毎日は、ただ過ぎ去っていくものになっていないか、しっかりと積み重なっているか、時々振り返ることが必要です。日々のできごとを丁寧に生きること、まさにそのことが積み重なっていくことなのです。今日は私が担当している高校3年生の宗教のテストがありました。修養会についての問いがあるのですが、その中で、問4.「修養会を通してあなたの心に残った(響いた)ことばを書きなさい」と問いかけました。最も多かった答えは「丁寧に生きる」でした。高校3年生らしい答えです。「時を積み重ねる」=「丁寧に生きる」私自身に言い聞かせながら、採点に励みます。
2017年7月11日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
49回生が訪ねてくれました。元気いっぱい! 話していると嬉しくなります。