審判の勇気
2017年度の体育祭が終わりました。学年演技は高校三年生のピンクバッジ、総合優勝(競技)は高校二年生の赤バッジでした。赤バッジは二年連続の優勝です。共におめでとうございます。今日の体育祭は別の視点から振り返ってみたいと思います。体育祭の競技で生徒たちが燃える種目は、学年対抗リレー、むかでチャン、一直戦場、お嫁にもらっての順(私個人の感想)です。今日の体育祭で「お嫁にもらって」で1位の赤バッジが失格になり白バッジが繰り上げ一位となりました。また、「むかでチャン」では一位の白バッジが失格になってしまいました。どちらも一生懸命に競技している中でのミスですから、だれが悪いということではありません。それよりも、重い重い判断をしなければならない審判を褒めたいと思います。失格を宣告すればどうなるか十分に分かってます。それでも公平にジャッジするのです。もちろん失格した学年は号泣。でも聖ヨゼフ学園の体育祭の自慢は、この審判のジャッジに従い、数分後には気持ちを切り替えて次の競技に向かいます。判断した審判の勇気、受け入れる生徒たちの豊かさ。一生懸命に競技する者の美しさです。どの学年も変わりなく皆素晴らしかった。今日は良い一日でした。ありがとうございました。
2017年5月12日(金)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
優勝した高校2年生、赤バッジの行進です。おめでとう。
各競技の後は、「ただいま審議中です」の放送が流れます。「失格なし」を祈る生徒たち。
「ただいまの競技の失格者はありません」の放送と同時に、「やったー」とはじける生徒たち。かわいいですよね。
体育祭の後、生徒たちの記念写真を撮る保護者の皆さま。ピンクバッジ。