ゆで卵
皆様、ご復活おめでとうございます。
月曜日の朝礼は「放送による校長のお話」となっております。毎週ほんの1~2分です。短い時間で何を伝えようかと悩みますが、そもそも月曜の朝から校長の話なんて聞いている生徒がいるのでしょうか。と心配していたら、聞いてくれているんですね。今日は中学1年生から高校2年生まで模試と学力試験でした。テストの朝なんて特にだれも聞いていないはず。そこをどうにかか聞かせたくて苦労しています。昨日は復活祭でした。東京〇〇ランドなどのテーマパークが、数年前からイースターに合わせて様々な企画を始めたころから、日本全国あっという間にイースターが定着しました。しかし、決して「復活祭」ではないのです。我が家の近所にあるスーパーでは「ハッピーイースター 特別セール」が行なわれていてびっくりです。教会では、復活祭前の3日間を特別に「聖なる3日間」として大切にし、信仰のよりどころとしています。40日間の四旬節も終わり、確かに大きなお祝いなのです。伝統的に日本のカトリック教会では、復活祭にはゆで卵に色を付けたり、絵を描いてミサの参列者に配ります。たかがゆで卵ですが、子供たちはとても楽しみにしています。今日の朝礼でゆで卵の話をしました。早速、高校3年から「先生、ゆで卵はないでしょう。卵の殻に絵を描いたりして飾るんですよ。」と忠告。別の生徒からも同様な忠告。結構聞いてくれているんだと別の意味で嬉しくなりました。確かに復活祭の日に教会に行かない人にとって、ゆで卵はあまり馴染みがないのかもしれません。
2017年4月17日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
わたしが所属するカトリック赤羽教会のゆで卵です。
宗教科のシスターからいただいたウサギのろうそく(危うく食べるところでした)と羊のお菓子。もちろん手作りです。
一年前の懐かしい写真です。