障害は才能?

 久々の休日となった土曜日、「日本で最も美しい村」の一つとして有名な栃木県那珂川町小砂地区に行ってきました。段々畑や小砂焼という焼き物で有名な町です。この地区に「もう一つの美術館」という廃校になった小学校の建物を活用している小さな美術館があります。町の有志の方が中心となってNPO法人を立ち上げ、障害を持った方々の作品を展示したり、グッズを販売したりしています。言葉が適切かどうかわかりませんが、「障害は一つの個性であり、特性であり、才能である」と思います。美術館の売店でスタッフの方とお話をして、展示室に入りました。小さな虫を書くのが好きなTさんの作品が目に入りました。画用紙一杯に虫の物語が描かれています。よく見るとゴキブリです。愛らしい?ゴキブリの絵が30メートル以上の物語となって描かれています。同じTさんの作品で鮮やかな色彩の作品は「感動」するほど美しく、良く描きこまれています。作品を見ていると、いつの間にか笑顔になり、笑いながら元気になっていきます。障害を持って生きる人、それを支えて生きる人、作品を見て元気をもらう人、そんな不思議な力をくれる「もう一つの美術館」、機会があれば訪ねて下さい。学園とは直接関係ありませんが、校長のつぶやきでした。

2017年3月27日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

作品については、掲載の「許可をいただいておりますが、時間の関係上明日以降に紹介させていただきます。

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