蟻の街のマリア
中学二年生の総合の時間を30分いただき、宗教の授業をしました。蟻の街のマリアと呼ばれた北原怜子さんと戦後の浅草で貧しい人々のために生涯を捧げたゼノ修道士についての授業でした。浅草は古い町並みが残る一方、新しい文化施設やお店が軒を並べる人気の観光スポットでもあります。様々な文化や伝統が色濃く残り、それを求めて世界中から多くの観光客も押し寄せています。中学二年生の皆さんは、明日の9日(木)江戸東京博物館をスタートとして浅草の職人さんを訪ねる校外学習に出かけます。多様な価値観や長い歴史の中で受け継がれてきた豊かな日本文化を、しっかりと感じ取ってきてほしいと思います。また、その文化を守り受け継いでいく人との出会いが、中学二年生の皆さんにとって大切な宝物になるように祈ります。天気は少し心配ですが、素敵な出会いとなりますように。
2017年2月8日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸