福者 ユスト高山右近

 コンサートホールとしても有名な大阪城ホールに、一万人を超える多くの人が集まりました。バチカンからローマ教皇代理として、アンジェロ・アマート枢機卿も来日し、記念ミサの司式を執り行いました。戦国時代の大名であり、豊臣秀吉の家臣として大いに活躍した高槻城主「高山右近」を、殉教者として「福者」とするための記念ミサです。「福者」とはカトリック教会で崇敬の最高位にある「聖人」に次ぐ称号です。高山右近はカトリックの父の影響を受け、12歳で洗礼を受けます。洗礼名は「ユスト」、ポルトガル語で「正義の人」と言う意味です。21歳で高槻城主となりますが、豊臣秀吉の「伴天連追放令」によって、大名としての地位を捨て信仰を守りました。江戸時代になり、1614年に幕府のキリシタン国外追放令が出された折、大名を解かれた高山右近を受け入れ篤くもてなしていた加賀前田家から、フィリピンのマニラへ旅立っていきました。右近はその後体調を壊し、63歳でその生涯を閉じます。昨日、校長日記で記した白百合のマスールも、今日福者になられた高山右近も、ナザレのイエスの生き方に触れ、その生涯をかけてキリスト教の信仰を守りました。私も少しでも近づけるように頑張りたいと思う一日です。それにしても、やっぱり大阪に行きたかった。

2017年2月7日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

*カトリック中央協議会のホームページで、列福式の動画を見ることが出来ます。解説は大好きなレンゾ神父様です。

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