一生の終わりに残るもの

 昨日、学生の頃からお世話になった神父様の通夜に参列しました。昨年の秋にお見舞いしたのが最後になりました。「ありがとうね、嬉しいね~」といつも笑顔の神父様でした。89歳の生涯をキリスト教の宣教に捧げた方でした。司式した神父様の説教の中で、やはり年末に亡くなられた渡辺和子さんのことばが紹介されていました。お亡くなりになられた神父様は、最後まで祈る方であった。それまで出来ていたことが出来なくなっていく中で、最後まで出来たのが手を合わせて祈ることだったと。神父様もシスター渡辺も共に89歳。多くの人に愛されて旅立っていかれました。「老いは神様からの贈りもの」「老いを意識する時、人はより柔和で謙虚になることが出来る。」「一生の終わりに残るものは、我々が集めたものでなく、我々が与えたものだ」神父様に与えられたものを大切にしていきたいと心から思いました。

2017年1月17日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸

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