日本の大切な文化
今日は芸術鑑賞会でした。昨年に続き日本の古典芸能を知るということで、能楽の鑑賞を楽しみました。演じていただいたのは観世流シテ方の寺井千景さんです。今日は、師であり父親の寺井栄様もお見えになりました。お父様は、観世流シテ方として国の重要無形文化財保持者でもあります。今、教育界では様々な所でグローバル教育の必要性が叫ばれています。世界に通用する日本人として様々なスキルを身に付けていかなければなりません。もちろん聖ヨゼフ学園もしっかりと取り組んでいます。その一つとして今日の能楽鑑賞があるのです。日本の伝統的な文化とされながらも多くの生徒にとって初めての体験となりました。事前に稽古をつけていただいた生徒20人も舞台の上で、練習の成果を発表することができました。男性が活躍する能の世界で、その継承と発展のために真摯に向き合っている寺井千景さんは、舞台の上で一段と輝いていました。また、囃子方の皆さまの見事な調にも感動いたしました。生徒の皆さんにとって、能の美しさ、奥深さを理解するのは難しいかもしれません。しかし、今日の一番の目的は、日本の伝統文化を守るために一生懸命に取り組んでいる方々に触れることでした。寺井千景さんは、聖ヨゼフ学園の39回生としてはもちろん、一つの道を究めるために歩まれている一人の人として尊敬する方です。今日は本当に良い一日でした。ありがとうございました。
2016年11月22日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
寺井千景さん(右)寺井栄様(中央)左は千景さんの妹様
華麗なる?舞です。筋肉痛になりながらも練習に励みました。
高校生です。貴重な体験です。うれしそう!
「紅葉狩」プロの舞!続きは観世流の能楽堂で鑑賞しましょう。
校長の役得!素敵な寺井家の皆様と!