グローバル
昨今、教育界だけでなく様々な場で声高に叫ばれる「グローバル」、定義はいろいろありますが、「視点を地球規模に考えてみましょう」ということです。通信機器の発達によって世界中のことが瞬時にわかる時代です。経済や文化も自分の国だけを考えればいいわけではありません。今日、大学でガーナチョコを通して、フェアトレードの啓発やアフリカ理解の活動をしている51回生の先輩が来校してくれました。高校3年生を対象とした授業で、ガーナやアフリカの置かれている社会状況、カカオ豆を通しての経済のあり方など真面目な講義を受けました。その後、実際にガーナチョコを作りました。受験勉強で疲れている生徒たちも、何故かにこやかに作業に取り組んでいました。探究型授業というと少し興ざめしますが、まさにこれこそ探究型の授業です。様々な視点から物事を考え、理解し、次の行動に結びつけていく。こんな活動を真剣にしている大学生の姿は、受験生にとって、良い見本となります。大学に入学するためでなく、大学に入ってこのような活動をするために、今の受験勉強があります。
明日から高校2年生の修学旅行引率のために、校長日記はしばらくお休みです。お土産話をお楽しみに。
2016年11月7日(月)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
大学の後輩も一緒に手伝ってくださいました。
何事も真剣です。映像を通してアフリカを知り、チョコレートにまつわる複雑な経済状況を学びます。
カカオ豆をミキサーにかけて、本物のガーナチョコを作ります。試食は明日のお楽しみ。