家庭科教育の大切さ

 今日は、学園の追悼ミサでした。平松達美学園長神父様司式のもと、生徒、教職員一同、心を合わせて追悼の祈りを捧げました。

 さて、時々校内を巡視しながら、安全の確認をしたり、授業の様子を見せていただいております。お昼前、調理室をのぞいたら、白衣姿の中学一年生が真剣な表情で、グループ作業をしていました。あるグループはガスのオーブンレンジの前で先生からの説明を受けています。生徒たちは、調理室に入っていった私に気づかないほど集中して聞いています。どうも調理実習の前に、ガスレンジの扱い方や、調理室の備品の確認をグループごとにしているようです。最近は調理器具の質が上がって便利なものが溢れています。一方で、マッチを擦るということも練習をしなければならない、と聞いて驚きました。それどころか、マッチそのものが生徒たちの自宅にはないそうです。調理室のガスレンジも決して古いものではありませんが、事前の学習は必須のようです。調理実習も、ただ食事を作って食べるだけでなく、より豊かな食生活、安全でおいしく、心が豊かになるようなものにしたいと、以前家庭科の先生が篤く語っておりました。家庭科教育の大切さ、便利になっていくこれからの時代にこそ必要な教育です。

2016年11月4日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸PB040547.jpg

調理台の引き出しには何が入っているか、確認しながら書き込んでいました。

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生徒から借りてきました。授業の時に書き込んでいたプリントです。

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先生と一緒に点火の確認や消火の確認方法を学びます。

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写真には写っていませんが、中央に先生がいますよ。

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