いつくしみの特別聖年 11月20日からも
ローマ教皇フランシスコは、昨年の12月8日、教会では「無原罪の聖マリア」の祭日から、今年の11月20日の「王であるキリスト」の祭日までの約一年間を『いつくしみの特別聖年』と定めました。「いつくしみ深く御父のように」というモットーは、人を裁かず、罪に定めず、むしろゆるし、愛とゆるしを限りなく与える。そうしたいつくしみを生きるように促しています。特別の祈りも捧げられましたが、その一部は次のようになっています。「あなたの愛に満ちたまなざしによって、ザアカイとマタイは富への執着から解き放たれ、姦通の女とマグダラのマリアは、この世のものだけに幸せを求めることから解放されました。ペトロはあなたを裏切ったのちに涙を流し、悔い改めた盗人には楽園が約束されました。あなたはサマリアの女に、「もしあなたが神のたまものを知っていたなら」と語られました。このことばを、私たち一人ひとりに向けられたことばとして聞かせて下さい。」
神様のいつくしみの中で生きる私たちです。私たち自身もそのように生きていけますように。11月20日で終わるのでなく、その後も。
2016年11月15日(火)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
迷い出た人間を連れ帰るために、両肩で担ぐキリストを表しています。