祭りの後
ヨゼフ祭明けの今日は、台風16号の接近で、昨夜から一生懸命にお祈りしていた生徒が多かったと聞きます。何を祈っていたかはあえて問いません。幸いにも台風は足早に通り過ぎ、今朝の横浜は雨もなく無風状態でした。1時間目はヨゼフ祭の後片付けに充てられました。小学校との共有部分はヨゼフ祭当日にどうにか片づけました。(実際には7時過ぎまで先生方がモップをかけたり、特別教室の復元をしました)今日の片づけは、主に学年企画によって出たごみの分別と搬出です。学校のごみには、家庭ごみの何倍もの細かなルールがあります。紙ごみとプラスチックに分けるだけでなく、再利用できるものとそうでないもの、瓶や缶の区別はもちろん、他にもいろいろあります。今日のごみ出しで一番困るのが、ヨゼフ祭のごみにはガムテープやのり、ペンキがついているものが多く、種類の判断が困るものが多いことです。係の先生と高校3年生が、グランド横のごみの収集所にいて、生徒の皆さんが運んでくるごみを手際良く分別し、指示を出していました。聖ヨゼフ学園中学・高等学校はご存知のように女子校です。もちろん生徒は女子だけです。当然、すべての作業を自分たちで行わなければなりません。机・椅子の搬入、搬出、教壇や教卓まで運びます。強者は一人で2つの机や椅子4脚を一度に運んだりもします。そしてみんなが一生懸命に働きます。祭りの後の独特の感傷に浸る暇もないくらい。生徒達は早くも次の事柄に気持ちを切り替えているのかもしれません。それくらい今の中高校生は忙しいのです。
2016年9月21日(水)聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
先生と係の高3生の確認をいただいた後、種類ごとに集積されます。