校内巡礼3
校内巡礼3回目、学園で最も大切な場所、聖堂です。曲線を上手に取り入れ、祭壇は透明な半円のガラスの上に、漆で塗られたテーブルが置かれています。正面にはさかなのシンボルが透かしで彫られ、聖櫃(ミサで聖体となったパンを入れる箱)となっています。ミサの時には朝日が神父様を背後から照らし、幻想的な雰囲気を作ってくれます。ステンドグラスにはユリの花と、天使、そして最上部にはイエス・キリストの手が描かれています。また、イエスの受難を、絵画やステンドグラスで表すことの多い十字架の道行きを、イエス・キリストの手だけで表現しています。これはかなり珍しいものですが、初期のキリスト教では、今以上に、神様やイエス・キリストの肖像を描くことには厳しい規制がありました。聖堂には、まだまだ不思議な魅力がいっぱいです。続きは、近日中に。
一人静かに神様と話したい時、ゆっくりと自分を見つめたり、神様の助けを願いたい時には、是非訪問してください。
2016年3月4日 聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
十字架の道行きは、触れることができるようにブロンズ製です。