校庭の八重桜
聖ヨゼフ学園の校庭の奥には、意外と大きな池があります。昔、その横にジャングルジムがあって、小学生の格好の遊び場でした。そしてその横に樹齢60年近い八重桜がありました。毎年春になるとそれは見事に花を咲かせました。やんちゃな小学生はジャングルジムによじ登り、直接花に触れたり、匂いを嗅いだり、時には花を取ってしまって先生に怒られたり。みんなが笑顔になれる八重桜でした。4年ほど前の初夏だったと思います。木は約60年ほどの命を終えて、それこそ堂々と倒れていたのです。子供たちが遊ぶ校庭ですから、安全確保のために、倒れた木を輪切りにして、処分しなければなりませんでした。でも、多くの子供たちの思い出の詰まった八重桜です。何かの記念にならないかと残していただいたのが、昨日の校長日記で紹介した木です。
2016年2月24日 聖ヨゼフ学園中学・高等学校 校長 清水勝幸
桜の下でお弁当をいただきました。 ジャングルジムと八重桜
奥に見えるのが、倒れた八重桜です。 (写真は小学校の萩野先生)